今や日本人の生活に欠かせない国内最大級のプラットフォームのLINEですが、平成29年1月現在でのデータでは日本人口の59%のアクティブユーザーがいるそうです。
そんなホットなプラットフォームに広告配信が出来ると注目が高まっているのが LINE Ads Platform 通称LAPです。
LAP独自の特性を知り活用することでWEBマーケティング戦略を拡張することが出来るでしょう。この記事ではLAPの特徴を3つに分けて紹介していきますのでLAPについて知らない方も5分でさっと把握していきましょう。
目次
LAPならでは3つのリーチ特性
LAPの媒体特性として性別、年齢、職業問わず、幅広いユーザー層に広告をターゲティングすることが出来るのが魅力です。属性それぞれのLINEユーザーについてまとめました。※ LINE Ads Platform公式サイトからデータを引用
性別へのリーチ特性
男女比は、女性53.1%、男性46.9%とやや女性が多いのが特徴的なため、女性向けサービスとの相性が良いと言えます。
年齢へのリーチ特性
年齢それぞれの割合は15~19歳が9.7%、20~24歳が9.3%、25~29歳10.0%、30~34歳10.8%、35~39歳11.4%、40~49歳22.8%、50歳以上26.0%と幅広い年齢層に利用されていますが、49歳以上の利用率が特に高いのが特徴的です。中高年に向けた健康食品の販売等と相性が良いです。
職業へのリーチ特性
職業種別は細かい分類は無く大まかにはなっていますが、会社員48.6%、主婦・パート・アルバイト31.1%、学生13.6%、その他6.7%と会社員が割合としては大きくなっています。しかし他の広告媒体と比較すると主婦層へのリーチが特徴的と言えます。
LAPの特性と相性が良いサービス
性別、年齢、職業のリーチ特性を組み合わせていくことでより効果的なターゲティングが可能になります。LAPとの相性の良い商品やサービスをまとめました。
- 基礎化粧品(化粧水や乳液、オールインワンジェル等)
- DHA系サプリメント
- ダイエット系サプリメント
- グルコサミン系サプリメント
- ダイエットジム新規入会
- 節約アプリのダウンロード
主に「女性」×「49歳以上」×「主婦層」の掛け合わせで、健康や美を意識した商品がLAPを活用するうえで最大の効果を発揮出来ると言えます。
LINE内5つのサービスに配信が可能
LAPにしかない豊富な配信面があるため、配信面を工夫することで質の高いユーザーにサービスをリーチすることが出来ます。LAPのベースであるLINEのプラットフォームを知ることで集客から獲得に至るまで幅広い目的に対応したWEBマーケティング施策が可能になります。
タイムライン
LINEではトークやアルバム、ノートなど多彩な便利な機能を無料で利用できますが、ユーザーにより身近な機能のひとつがタイムラインです。主に友だちに情報共有する場所になりますのでより自然にサービスをアピールすることが可能です。最近では大手飲料メーカがプレゼントキャンペーンでの広告配信をしています。
LINEニュース
国内のニュースを中心に経済、スポーツからエンタメまでLINEで読むことが出来ます。類似媒体としてはYahooインフィード広告が挙げられますが、ニュース記事に溶け込むスタイルの配信面のためアプリダウンロードとの相性が良いと言われています。
LINEマンガ
毎日2,000作品以上のマンガが無料で読めるのが魅力的なアプリで、話題のアニメ化、映画化コミック等も読めるとあって幅広い層へのリーチを期待できる。少し古いデータになりますがニールセン デジタル株式会社の調べによると、日本のマンガアプリのなかで最も利用されているのがLINEマンガとなりました。(2017年2月時点)
若年層でスマートフォンからマンガを読む習慣が定着~ ニールセン マンガアプリの利用状況を発表
出典https://www.nielsen.com
「ニールセン デジタル株式会社」プレスリリースより
LINEブログ
芸能人・有名人ブログが読めるアメブロのようなサービス。2016年11月には誰でも作れるようになったため、個人や企業のブランディング目的に使われている。
Smart Channel
2019年4月からリリースされた比較的新しいコンテンツです。LINE内の様々な情報から、ユーザーに合わせた情報を届けてくれる便利な機能です。
現在の主な表示されるカテゴリは以下となっています。
- 天気予報
- 星占い
- 話題のニュース
- LINEサービスのお知らせ
他にもユーザーの興味関心を推測し表示されるため、信頼性と関連性の高い広告枠と言えます。
LAP独自5つの入札戦略
一般的な配信戦略からLAPならではの配信戦略まで大きく分けて5つあり、配信の目的に合わせて選ぶことが出来ます。適切な配信戦略をチョイスすることが成果の最大化に繋がりますのでしっかりと特性を把握する必要があります。
ウェブサイトへのアクセス
SNS広告で一般的な戦略、「ウェブサイトへのアクセスを増やす」戦略になります。ロジックとしてはウェブサイトへのリンクをクリックする可能性が高い人に広告を表示します。
ウェブサイトコンバージョン
こちらも定番的な入札戦略、「コンバージョンユーザーを増やす」戦略になります。コンバージョンする可能性が高い人に広告を表示するロジックで、ウェブサイトのコンバージョンを測定するには、LINE Tagを設置する必要があります。
アプリのインストール
アプリのインストール数を増やす戦略になります。アプリをインストールする可能性が高い人に広告を表示し、動画フォーマットでの配信も効果的です。
アプリのエンゲージメント
アプリ利用者のアプリの起動回数を増やします。アプリを利用している人の中で、アプリを起動する可能性が高い人に広告を表示します。既存のユーザーにアプリの再起動を促す配信戦略の為、新規獲得には向いていません。
友だち追加
公式アカウントやLINE@アカウントの友だちを増やします。公式アカウントやLINE@アカウントと友だちになる可能性が高い人に広告を出すので、新規獲得に向いています、またCPF(Cost Per Friend)での配信は成果報酬での課金方式の為、コストパフォーマンスが良いです。
まとめ
以上がLAPの基本的な特徴になります、特定の層に限らず幅広いユーザーにリーチが出来るのが魅力的な媒体と言えるでしょう。
LINE独自の入札戦略である「友だち追加」戦略で店舗集客を行ったりと、LINE公式アカウント(旧称:LINE@)との連携でマーケティング領域も拡大できます。
また以前までは最低出稿金額が決まっていて敷居の高い媒体だったのですが、現在は金額に問わず配信が可能となっていますので積極的にマーケティング戦略に組み込むと良いでしょう。
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