ここではGoogle広告の除外キーワードの設定について解説します。
大まかな内容は以下の通りです。
- 除外キーワードとは?
- 除外するキーワードの基準
- 検索語句(クエリ)の確認
- 除外キーワードの設定方法
1.除外キーワードとは?
除外キーワードを設定すると、特定の検索語句(クエリ)を広告の表示対象から除外して、
お客様の商品やサービスに関連する重要なキーワードを検索したユーザーのみに広告を表示することができます。
ターゲットを絞り込むことで、関心のあるユーザーに広告が表示されるようになり、費用対効果(ROI)を向上させることができます。
要は、意図しない検索語句での表示を防ぎ、無駄な費用を抑える。ということです。
例えば、食器の「グラス」を販売している場合、「サングラス」といった別の商品を探している検索語句に対して
広告を表示させてもコンバージョンに繋がる可能性が低いです。
クリックされてしまうと費用が発生してしまうため、そもそも表示させないように除外設定しておくことで
無駄な費用を抑えることができます。
2.除外するキーワードの基準
では、どういった基準で除外するキーワードを選べばよいでしょうか。
除外キーワードとして設定する基準は、次の2つです。
- (目標と比較して)費用対効果が悪い検索語句
- 商品やサービスと関連性の低い検索語句
それぞれ説明していきます。
費用対効果が悪い検索語句
例えば、目標CPAを1万円で運用している場合に、CPAが3万円である検索語句は費用対効果が悪いです。
また、コンバージョンが1件も発生しておらず、費用が2万円かかっている検索語句も費用対効果が悪いといえそうです。
上記のような検索語句は除外キーワードの候補となります。
商品やサービスと関連性の低い検索語句
わかりやすい例ですと、上述したように、食器の「グラス」を販売している場合に「サングラス」は関連性が低く、かつ、コンバージョンにも繋がらない検索語句と考えられます。
商品との関連性が低く、コンバージョンにも繋がらないことが明白ですので、除外設定しましょう。
3.検索語句の確認
除外キーワードを設定する時、検索語句を確認しその内容を元に除外キーワードを選定することが多いです。
管理画面上での確認方法は以下の通りです。
①Google広告管理画面にて「キーワード」をクリック。
②「検索語句」をクリック。
この画面上で「(目標と比較して)費用対効果が悪い検索語句」と、「商品やサービスと関連性の低い検索語句」を見つけていくことになります。▼
該当する検索語句を探すには、以下2つの方法があります。
- 費用で降順に並び替え、目標CPAを大幅に越えてしまっている検索語句や、コンバージョン0件である程度の費用(一つの目安は目標CPA)が掛かっている検索語句を探す
- クリック数 or 表示回数で降順に並び替え(&コンバージョン0件に絞り込むと探しやすいです)、商品やサービスと関連性の低い検索語句を探す
画面上にコンバージョン数、コンバージョン単価などの項目が無い場合
①「表示項目」>「表示項目の変更」をクリック。
②キーワードの表示項目を変更の画面で「コンバージョン」をクリック。
③「コンバージョン」「コンバージョン単価」など表示させたい項目をクリック。
④「適用」をクリックし、管理画面上に表示されているか確認する。▼
4.除外キーワードの設定方法
①Google広告管理画面にて「キーワード」をクリック。
②「検索語句」をクリック。
③除外したいキーワードにチェックを入れる。
④「除外キーワードとして追加」をクリック。▼
⑤登録する広告グループ、キャンペーン、キーワードリストにチェックを入れる。
⑥新規リストを作成する場合は「新しいリストして保存し、除外キーワードを適用する。」にチェックを入れ、リスト名を入力。
⑦最後に「保存」をクリックし設定完了。