この記事では、Googleタグマネージャーを使用したGoogle広告のタグの登録方法について解説します。
大まかな手順としては以下の通りです。
- タグの発行
- タグの設置
- コンバージョンリンカーの設置
1.タグの発行
Google広告アカウントにログインし、画面上部にある「ツールと設定」から「コンバージョン」を選択します▼
コンバージョンアクションの新規追加を行うので、追加ボタンをクリックします▼
「ウェブサイト」を選択します▼
「カテゴリ」や「コンバージョン名」などを入力しコンバージョンアクションを作成します。
※以下の設定は後から変更可能です。
- カテゴリ:広告の目的に合わせ選択します。
基本的に、ECサイトであれば「購入」に、資料請求や問い合わせが目的であれば「申し込み」が相応しいです。 - コンバージョン名:「申込」「資料請求」「購入」「お問い合わせ」等、識別しやすい名前を設定します。
- 値:コンバージョンがもたらす価値をどのようにトラッキングするか指定します。
単純にコンバージョンの数を測定するだけであれば「このコンバージョンアクションでは値を使用しない」を選択します。 - カウント方法:コンバージョンの回数か、コンバージョンしたユーザ数(ユニーク数)かの違いです。ユニーク数で計測したい場合は、「初回のみ」を選択します。
- コンバージョン計測期間:30日間で設定します。期間は広告クリックからコンバージョンまでの期限で7日~90日までの間で自由に設定することができます。
- ビュースルーコンバージョン計測期間:30日間で設定します。ビュースルー コンバージョンは、広告が表示され、ユーザーがその広告を操作しなかったものの、後にコンバージョンを達成した場合に発生します。
- コンバージョン列に含める:はいを選択します。この設定は、コンバージョン重視の入札戦略に影響します。目標コンバージョン単価(CPA)、目標広告費用対効果(ROAS)、拡張クリック単価(eCPC)などの自動入札戦略では、この設定をもとに入札単価の最適化が行われます。最適化に含めたくない場合は、いいえを選択します。
- アトリビューションモデル:コンバージョン達成までに発生した各広告に対して貢献度に応じた評価を行う枠組みをアトリビューション モデルと呼びます。ここでは基本的に減衰を選択しますが広告戦略に合わせて適宜変える場合もあります。
※アトリビューション モデルについて詳しくはこちら
入力が完了したら「作成して続行」ボタンをクリックします▼
「Googleタグマネージャーを使用してタグを追加します」を選択します▼
画面に表示される「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を別途テキストに保存し、「次へ」ボタンをクリックします▼
「完了」ボタンをクリックしコンバージョンアクションの作成を終了します。
2.タグの設置
再度GTMへ戻り新しいタグを追加します▼
タグの名称を入力し、タグの設定マークをクリックします▼
タグのタイプを選択します。ここでは「Google広告のコンバージョントラッキング」を選択します▼
さきほどGoogle広告アカウントで取得した「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を設定します。
この設定をすることでGoogle広告アカウントとGTMとを紐づけます▼
「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を入力したら「保存」を押します。
3.コンバージョンリンカーの設置
次に「コンバージョンリンカー」を設定します。
コンバージョンリンカーについて詳しくはこちらのリンクを参照してください。
再度「新しいタグを追加」を選択します。
タグの名称に「コンバージョンリンカーとを入力し、タグの設定マークをクリックします。
タグタイプ「コンバージョンリンカー」、トリガーを「All Pages」を選択します▼
「保存」を選択したら、タグの設置は完了です。